妊娠時の恥骨痛

こんにちは。オーナーの保坂です。

今回は昨年暮れに急きょ来院された方についてご紹介いたしますね。

『妊娠時の恥骨の痛み』
妊娠中の方はどこからか耳に一度は入れたことがあるかと思います。
恥骨ってどこのことかご存知でしょうか?

ここです!!

さてなんでこんな恥ずかしいところが痛くなってしまうのでしょうか?
恥ずかしいでしょうけど恥骨が痛くなりますと・・・・・
歩行がまともにできなくなりますし、何よりも体重をかけることが出来なくなってしまします。痛すぎてどうにもならないですよね。

ではなぜ恥骨が??
恥骨が痛くなる原因をはなしていきます。

単純に考えますと胎児が発育しお腹が大きくなりますと重力にかかり下にどんどん重さがのしかかってきます。
そこを支えるのが恥骨ということです。
恥骨は実は骨と骨でくっついておらず、間に軟骨が入って『どら焼き』みたいな形でサンドした形をしています。


イメージしてください。
どら焼きを縦に立ててそのうえから手で押して行くと二つに割れませんか??

つまり臨月に近い妊婦さんはこのような状況になっています。
完全にどら焼き離れてしまうと恥骨剥離という状況になり即入院です。
その前にほとんどの方がどうにもならなくて病院もしくは整体、鍼灸院に来院されます。

一つ疑問が出てきます。
なぜ恥骨痛がでる人となんともない人がいるのでしょう??

答えはありません((笑)

厳密にはないわけではありませんが医学的にはないだけです。

恥骨痛くなるには準備期間があります。
骨盤もともと狭い方、反り腰の方、内またの方(Ⅹ脚)、立ち仕事の方、お腹がよく張ってる方などがよくなります。

妊娠時の身体の変化を追えばわかります。

もともと立ち仕事であって腰が反り気味の方がいるとします。そんな方は初めから太ももの内側の筋肉が発達してます
実はその筋肉って恥骨についているのです。ですから初めから恥骨を少し開くように引っ張っています。

お腹がおおきくなっていくに従い妊婦さんはお腹を前に出しがちです。
そうすると⇒さらに反り腰に!!また後ろに倒れないように足も常に緊張してます。
あら大変!!また引っ張ってますね。

臨月になると腹部が大きくなり出産に向けて産道を拡げるために骨盤が開いていきます。
その際に骨盤が前傾し恥骨が少しずつ開いていきます!!!
ああ   また恥骨を引っ張てる!
ここで大抵の方は歩行困難になり病院です。

なぜ痛くならない人もいるの?

それは上記の骨格と真反対の方だから!
これでは納得いきませんよね。
実は真反対なのもありますが、腰部、腹部のインナー、臀部、骨盤底筋がしっかり支えて尚且つ妊娠ホルモンによって関節の緩み、弾力がある方はなりません。

つまりは予防もできますし、治療もできます。

ほとんどの病院や整体、治療院はおそらく固定して安静にするくらいかと思います。

でもこうやって考えると上記の挙げた筋肉を緩め、使えてない筋肉で保持してあげれば治ります。
鍼灸により筋肉と関節を緩め正しい位置に戻した後にリハビリにより筋肉を使ってあげることが出来れば・・・・・・

這って来院した患者様が帰りは歩いて帰る。

でも、一番はこうなる前に日ごろから妊娠時のケアをしている所を見つけ、骨盤や内科の分野をケアしてもらうことが一番大事だと思います。
だってあんな恥ずかしいところが痛くなり歩けなくなるくらいでしたらケアしてたほうが僕はいいな!と思います。

長くなりましたが、妊娠時は予防が大切です。
自分的には何もなくても専門家が見ればあちこち気になることばかりです。
一度はマタニティライフを受けてくださいね。

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